甘利前大臣の口利き疑惑問題について、UR都市機構のまさに本件にかかるわる職員が、補償を受ける立場の薩摩興業側、一色氏から接待を受けていたというのは驚くべき事実でした。
これまで、私たちが予算委員会などでこの問題を取り上げた際、UR都市機構側は、「甘利大臣事務所から圧力を受けたことはない、それによって補償の額が変わったということはない」と述べ、薩摩興業に支払った補償額はあくまでも規定通りのものだったと繰り返し答弁してきました。
しかし、担当者が相手側から接待を受けていたとなると、「規定通り」の補償額であっという答弁も今となっては疑わしいし、さらに「甘利事務所からの圧力はなかった」とする答弁もどれだけの信憑性があるのか、と疑問に思います。
UR都市機構には、今後も逃去地検特捜部による事実解明の手が入るでしょう。一方で、甘利大臣側の事実解明も急務です。