年金カット法案に対して、今日、厚労省が一枚の資料を発表しました。
その内容の主たるところは、年金カット法案が仮にこれまでに導入されていたとすると、これまでの経済環境を踏まえると、年金額が3パーセント削減されていたであろうという資料です。
これは、年金カット法案がもし導入された場合には、私たちの年金受給額にどのような影響があるのか試算を示すべきだ、と私たちが主張してきたことを受けての発表だろうと思います。
厚労省自体が、仮に年金カット法案が導入されていたらこれまでの年金受給額が3パーセント削減されていたであろうということを認めたことは一定の意味があります。
しかし、この発表は私たちが国会審議の中で求めていたものとは全く異なるものです。
私たちが求めたのは、仮にこの年金カット法案が導入されたら、「今後の」私たちの年金がどのような影響を受けるのかということに関する試算です。これは普通に考えれば、みんなが当然気になるような類の点だと思います。これに関しては、今回発表された資料では全く明らかになっていません。
明らかに国民への説明不足。さらなる追及は必至です。