政府の規制改革推進会議が示した、全農改革案などについて、大きな異論が上がっています。
我が党としても、私から直接指示を出して、農水部門で先週からヒアリング、議論を行っています。
政府の規制改革推進会議とは、そもそも、政府が導入している制度、規制などで時代に合わず不合理となっているものについて改革していくべしと、基本的に「規制緩和」、つまり政府が過剰規制しないような方向に向けて議論を行う組織体だと思います。
その規制改革推進会議が、自らが示した報告書の中で、協同組合組織として民間事業体である、全農などの農協組織に対して、明らかに「行政指導」を行っているのが今回の件です。
もちろん全農などは、出資をしてくれている農家のための組織ですから、その農家のためのになるよう、全力を尽くすべきであって、必要な改革も行っていかなければなりません。
しかし、それに対して規制改革推進会議が行政指導まがいの「注文」をつけているというのは、官が民に不当に介入する典型的な形を示しています。
本末転倒。大いに取り上げていきたいと思います。