我が党から質問に立ったのは野田幹事長と私。野田幹事長が主に外交、皇室問題など、そして私が主に内政問題という役割分担でした。
私の方からまず、今回発覚した文科省の天下り問題について問いただしましたが、安倍総理はこれに対して「再就職監視委員会がうまく機能したから見つかったんだ」という「開き直り」のような答弁。正直驚きました。事の重大性を全く認識していないかのようでした。
安倍総理が打ち出している「働き方改革」について、口先だけで具体的な内容が全く見えません。これについて問いましたが、いつ例えば法案などの具体的な形で示してくるのか、相変わらず不明な答弁のみ。口先だけ、実行の伴わない実態が明らかです。
TPPについても問いました。トランプ大統領がTPP離脱を表明している中、安倍総理はTPPを国会で通してしまったのですから、トランプ氏が今後もし日米二国間の自由貿易交渉を提案してきた時、TPPのラインがスタートラインとなってそこからさらに日本に譲歩を求められるのではないかと強く懸念されます。全く下手な交渉のあり方です。安倍総理からは、このような場合に毅然として立ち向かう決意は聞かれませんでした。残念です。
安倍総理の答弁は、すれ違いの答弁か、あるいは民主党政権時の批判か、相変わらずこの2パターンの答弁に終始して、議論が深まらないことが大変残念です。
今日取り上げた論点はどれも重要なものばかり。予算委員会などでもさらに追及していきたいと思います。