今日、松野文科大臣は、加計学園問題に関して、「総理のご意向」などと記された文書があるのか無いのかについて、再調査を行なった結果、「同様の文書はあった」とする内容を発表しました。
まず第一に、先月来、松野大臣や、菅官房長官、また安倍総理まで「文書は確認されなかった、調査の必要はない」と言い続けてきたことは、一体何だったのかと言いたい。
また、国会会期末の今頃になって再調査結果を出しても、既に国会で詳細に議論する機会は失われています。加えて、文科省に「総理のご意向」として圧力をかけたとされる内閣府についても、今日突然「調査を行う」と言い出しましたが、国会閉会前を狙ってこんなことを言っても、本当に事実を明らかにしようとしているかは疑問です。
内閣府は明朝にでも結果を発表するとしていますが、明日までの調査の結果、全てが明らかになる形になるとは思えません。全ては時間稼ぎをして、うやむやにしようとする意図が見てとれます。
安倍総理との人間関係の近さで、行政が歪められてしまったのか。国会が閉じたとしても、私たちはこの問題、あらゆる機会を通じて真実を明らかにしていきたいと思います。