加計学園問題について、昨日のNHK番組で報じられた、萩生田官房副長官の関与を示す新たな文科省の資料。今朝、松野文科大臣はそれが文科省の中で共有されていた文書であることを認めました。
ところが、萩生田副長官はコメントを出して、自分が指示を出したことを否定。文科省の資料の内容との食い違いが表面化しました。
今日の午後、党の加計学園疑惑PTを開催して、文科省、内閣府を呼んで事実関係を確認しましたが、文科省は、萩生田氏のコメントを引用するような形で萩生田氏の関与を否定しました。ところが、この文書に書かれている萩生田氏の関与のどの部分が事実と違うのか、誰がどうやって萩生田氏にそれを確認したのかなど、肝心なところはしどろもどろ。
そもそも、この文書は、文科省によると昨年10月21日に萩生田氏に文科省の常盤高等教育局長が呼ばれた時の内容だということなので、常盤氏にこの場に来て事実関係を説明するよう求めましたが、「今日は出張中」だと。では明日以降出張から戻って来たら説明するべしと求めると「それはここでは約束できない」と。
また、内閣府の側の責任者である藤原審議官についてもこの場に来て説明するべしと求めると、それも「約束できない」と。
担当した当人が自分の口で明確に説明することが、政府全体の説明責任を果たすには最も簡単かつストレートな方法であるにもかかわらず、政府はそれを拒みます。
その様子を見ても、安倍総理が昨日の記者会見で語った「反省」の言葉と、「国民に丁寧に説明を尽くす」という言葉が、口だけのいい加減なものであることが、すでに明らかになっています。
こんなに国民をバカにした対応はありません。引き続き政府側には徹底的な調査とその説明を迫っていきます。