今日、地元で色々なお話を聞く中で、なるほどと思うことがありました。
今回の2000万円貯金報告書問題。戦前の、「大本営発表」と似ているのではないかという意見でした。
すなわち、戦前、軍部が大戦の戦況を正しく国民に伝えず、勝った勝ったとばかり伝えていたことが、戦況のさらなる泥沼化につながりました。
今の年金問題もそうではないかと。麻生大臣が2000万円貯金の報告書を突然受け取らないと拒否したように、年金に関して不都合な情報は全て政府が外に出さないようにしているのではないか。
年金は100年安心、と偽りの説明を政府が続けるうちに、どうしようもないところまで行ってしまうのではないか、そういう懸念の声でした。
確かに、似ています。安倍政権は、年金に関してその実情を国民に伝えることに、極端に後ろ向きです。「大丈夫」という言葉は、得てして大丈夫ではない時に使われます。
取り返しがつかない状況になる前に、年金に関しては正しい情報を開示して国民的な議論をするべきです。
その意味で、5年に一度の年金財政検証の発表を、参院選後まで遅らそうとしている、安倍政権の罪は重いと言わざるを得ません。