与党側が来週にも審議入りしたいと言っている、日米貿易協定案の審議に関して、昨日ご報告したように、与党側は安倍総理出席のもとでの審議を拒んできていましたた。
これに対して、私たち野党側から、トランプ大統領との直接の話し合いをしたのは安倍総理だから、安倍総理に答弁をしてもらわなければならないと、強く主張してきたところ、やっと政府与党側も、安倍総理が審議に応じることに同意しました。当然です。
私もいずれかの段階で質疑の中で日米貿易協議案を取り上げたいと思っていますが、この協定案、安倍総理は日米にとって「ウイン・ウイン」な内容と主張していますが、全くそんなことはありません。
詳しくは質疑の中で追及していきたいと思いますが、この協定案の内容は、トランプ氏がとにかく日本への牛肉等畜産品の輸出で、早期の目に見える結果を出したかったことを受けて、これをまず可能としたところが主眼であって、逆に日本にとってのメリットなどについては全て先送り。
さらに言えば、牛肉については早々に譲歩してしまっていますが、その他の農産品に関しても実はこれからさらにどんな要求を突きつけられるかすらわからない、という内容となっています。
協定案の詳細を見て分かりました。これまでなぜ安倍政権が、日米貿易協定案の詳細を発表するのをできるだけ遅らせようとしてきたか。細部を見れば見るほど、「日本が負けている」からです。
国会審議の中で、厳しく追及していかなければなりません。