新型コロナウイルス対策のうち、雇用調整助成金を通じての雇用者支援について、今日加藤厚労大臣が、助成率の引き上げを表明しました。
これももともと私たち野党側が与野党協議の中で求めていたものです。まだ十分ではありませんが、政府与党もその必要性を認めた形です。
この雇用調整助成金制度について、次なる改善点はそのスピード。申請後1ヶ月以上かかるとされる審査をどれだけ短くして支給を早くできるか。
審査書類を削減するなどの対策はとられていますが、不十分です。私からの提案としては、申請書類が出されたらそれを前提にまず支給する、という形にすること。
不正受給となってはいけないという懸念もありますが、雇用調整助成金の申請は通常は社会保険労務士の助けを受けて出されます(逆に言うと、社労士の助けを借りないと出せないくらい大変)。すなわち、その段階で相当の精査がなされていると言えます。
また財源的にも労働保険特別会計の雇用勘定(雇用調整助成金の勘定)には1兆円を超える積立金があります。十分です。
この提案も、是非実現していきたいと思います。