安倍内閣で多発した「政治とカネ」の問題。
昨秋この問題で法務大臣を辞任した河井克行氏は、妻案里参議院議員とともに近く自民党を離党する方向であると報道されています。ただ議員辞職はしない方向だと。
一方、同じく昨秋経産大臣を辞任した菅原一秀氏は今日突然記者会見をし、香典等を選挙区で提供したことに関して、公職選挙法に抵触する事案があったと認めました。ただし議員辞職はしない方向と。
このどちらも、説明責任をしっかり果たしたものとは到底言えません。
このような態度は、安倍総理の態度と重なるものがあります。安倍総理は何度も「閣僚としての任命責任は自分にある」と口では言いながらも、河井夫妻や菅原氏が説明責任をもっと果たすよう促すなど、具体的な行動は何も取ってきませんでした。
二階幹事長は「党に影響を及ぼすような大物議員でもない」と、大した問題ではないといったような発言をしました。しかし河井、菅原両氏は安倍総理が重要閣僚として任命した者。軽々しく取り扱う二階氏の感覚もかなりズレています。
軽い問題では全くありません。