政府による、国会提出法案のミスについては、さらに広がりを見せ、今日、政府から再点検結果を受けたところでは、何と13府省、24法案・条約案の本文、関連資料において全体で134件の誤りが見つかったとの報告でした。驚きです。
この総点検が終わるまで、法案の審議には当然入れなかったわけですが、これを一部マスコミは、「審議拒否」と報道。
審議拒否では全くありません。誤った条文、記述を含んでいるかもしれない法案、資料をもとに審議することができないことは当然であって、政府与党ももちろん総点検を終えてから審議をお願いする、こういうことでした。「審議拒否」というものではなかったことは、今日、総点検結果を受けて、また国会を動かすこととなったことを見ても明らか。
ちょっと取材すればそのような経緯は十分わかることなのに、そんな取材も怠っているのか、「審議拒否」という間違った言葉を使うというのは、報道のレベルもかなり劣化しているとしか言いようがありません。
報道は世論の鏡と思って、私たち政治側は重く受け止め、接しています。そうであるので、なおさら、言葉の使い方も含めて正しく伝わるように報道して欲しいと思います。