「まん延防止等重点措置って何?」この質問をよく頂きます。そこで地元での報告会等では、このことについての説明を行っています。
ただ、今の状況では、これをきちんと説明すればするほど、「ならば、大阪などで必要なのは緊急事態宣言なのではないの」と。
今日の大阪での新規感染者は666人。過去最多。今の関西圏での状況は、まん延防止等重点措置が前提としている、「都道府県内での限られた地域での感染がさらにまん延することを防ぐ」という事態では全くありません。その広がりは、今や京都、奈良などの関西圏に広く及んでいます。
やはり必要なのは緊急事態宣言なのではないでしょうか。小出し小出しの対応が、これまでも失敗の原因でした。
加えて、本来緊急事態宣言が必要な現在の状況で、まん延防止等重点措置を出していることで、国民の皆さんに対して、かなり混乱したメッセージを与えています。それは結果として、新型インフルエンザ特措法による感染防止制度全体の信頼性を揺るがしていることも大変危惧されます。