緊急事態宣言の延長を、今日菅総理は決定しました。短期集中と言ってスタートした3回目の緊急事態宣言は、「不発」でした。
延長した後の措置の内容を見ると、「緩和」の内容を含んでいました。緊急事態宣言を延長しながら、内容を緩和する、というのは一体どういうことでしょうか。
ブレーキを踏んでいるのか、アクセルを踏んでいるのか全く分かりません。ちぐはぐ、中途半端であり、国民に対するメッセージはこれでは伝わりません。
なぜ菅政権はこのような中途半端な対応を繰り返すのか。
5月31日の期限に解除できるかすら、すでに極めて疑わしいと言わざるを得ません。
一方、ワクチン接種について菅総理は「一日100万回接種」を目指すとぶち上げました。ワクチン接種が唯一の頼みの綱、なのでしょう。
しかし、これを具体的にどのようにして成し遂げるかは、全く不透明です。また、菅総理がこれまで繰り返してきた、決意表明、しかし実行できず、という結果となるのではないかと、強い懸念があります。
来週月曜日は、衆参での予算委員会集中審議。我が党からは枝野代表が質問に立ちます。
その質問内容について、連休前から今日まで打ち合わせを重ねました。菅総理がどのような考えで、この中途半端な対応を繰り返しているのか、コロナ対策をどのような方向に持っていこうとしているのか、党首同士でしっかり議論していきたいと思います。