今日、衆議院予算委員会集中審議での質疑に立ちました。私が岸田総理に対して取り上げたのは、ワクチンの3回目接種対策。
政府は、高齢者に対して2回目接種から7ヶ月間隔で接種を進めるなどの対応を行っていますが、岸田総理の熱量は今ひとつです。したがって接種はかなり遅れていて、本当であれば、2月末までに3700万人以上の方々が接種を済ませられるはずなのですが、今のところまだ600万回を超える程度です。先進各国の中でもダントツのビリ。
岸田総理は「遅れ」を気にしてか、今朝になって急に「早期に1日100万回の接種ができるように取り組みを強化する」との方針を示しました。
しかしこの目標は、極めて低いものです。
私が「早期に」とはいつから100万回になるのか、と岸田総理に問うたところ、2月後半からとのことでした。これは大変遅い。
そして100万回という数も少ない。昨年7月には1日に170万回程度を接種していたわけですから、しっかり体制を組めばここまでいけるはずです。
このペースで接種回数を増やしたとしても、2月末までに、想定されている3700万回には遠く届かないことは明らか。
本当であれば、7ヶ月間隔で3回目の接種を受けられるはずの高齢者の皆さんが、多く取り残されることになります。
岸田総理には、もっと力を入れてワクチン接種を迅速化するよう求めました。その先行きを厳しく監視していきます。