オミクロン株による感染拡大は、本当にピークを越えつつあるのか?
ひとつには、今私たちが毎日見ている新規感染者数は、正確な数値となっているのか。検査は今でも著しく逼迫しています。全国の陽性率は直近で60%を超えています。検査した人の6割以上が陽性と出る。すなわちこの他にも、そもそも検査ができていない人が多数いることは明らか。先日の予算委員会審議の中で、我が党議員からの質問に、後藤厚労大臣自身が、現在の数値が正確なものでない可能性があることを認めています。
もうひとつ、感染者数の減り方の鈍さ。これは各都道府県で見られています。それのみならず、今日、例えば東京の新規感染者数は前週同日の数を上回りました。沖縄での今日の新規感染者数は、先週の2倍です。
このような中で、本当にピークを越えてきていると、安易に言えるのか。岸田政権は「出口戦略」を探る姿勢を見せていますが、楽観的過ぎるのではないでしょうか。