国土交通省の元次官が、民間会社たる「空港整備」に、国土交通省OBである副社長を、社長にすえるよう圧力をかけていたという事実は、極めて由々しきことです。
この会社に副社長として座っている人物も、自らを社長に就けるよう、これまた国土交通省の威光をかざして求めていたと。
航空関連の民間会社に対して、航空行政に関して許認可権を持つ国土交通省の威光を背景に、こんなことが行われているのか、と驚きました。いつの時代の話なのか、という感じです。
民主党政権時に、高級官僚の天下りを徹底的に廃止しました。しかしその後、第二次安倍政権になってから天下りは着々と復活してきています。
それどころか、岸田政権において今回の件を厳しく調査し、処断しようという姿勢は今のところ見られません。
何という生ぬるさか。組織的な関与はなかったのかを含めて、国会で徹底的に追及すべき問題です。