衆議院での議論の大詰めを迎えている、防衛予算増額を賄うための財源確保法案。
しかしその内実は、「財源確保法」では全くなく、防衛予算増額を賄う具体的な手立てが、極めて不確かなものであることを露呈しています。
これから5年間で防衛予算を1.5倍に増加させるとする岸田総理。この財源確保法案なるものでは、確かな財源は確保されません。結果として、防衛予算の増額分は、なし崩し的に赤字国債で賄われることになることは必至。国民のためには全くなりません。決して通してはならない法案です。
こんな法案を強行採決しようとした、自民党の塚田・財務金融委員長に対して、私たちは委員長の解任決議案を提出しました。自民党、公明党、そして野党の中でも維新の会などの反対で否決されましたが、こんなでたらめな法案を成立させないために、国会の中で尽くし得る手段は尽くしていくべきです。
そうでなければ、結果として自公政権を利するだけ。自公政権に対して緊張感を与えられる野党でなければなりません。そのために、野党は、戦わないと。