全国各地でクマによる、異例な被害が報告されています。大変懸念されることです。
鳥獣害被害で言えば、例えば私の地元でも、かなり前からイノシシの被害、サルによる被害などが多くありました。
それらに対して、議員立法で鳥獣害対策特措法を作るなどして、予算を増やしながら対応してきました。
これらの対応は基本的には、農業への被害を防ぐという趣旨で、農水省の所管として進めてきました。
しかし、今これで本当にいいのかという思いがあります。
今回多く報じられているクマの被害は、農業への被害というより人的被害です。私の地元でも例えばサルの被害などは、農業への被害もさることながら、子どもたちの学校の行き帰りにも、保護者への要警戒情報が頻繁に届くといった実態です。
農水省の所管、というだけでは対応ができない状況です。国としても新たな視点での対応が必要です。