阪神淡路大震災から今日で29年です。
あの朝、私はいつものように早朝、財務省に当庁した後に、報道で被害の大きさを刻々と認識していきました。
震災直後には分からなかった被害の大きさが、時間の経過とともに現実のものとして伝わってくる。その現実の重さに愕然としました。
今回の能登半島地震においても、時間の経過とともに、その厳しい震災の現実が伝わってきます。
直後にはその深刻さが直感できないが、実は相当な被害が出ている。だからこそ余計に迅速に対応しなければならない。そのような教訓は、東日本大震災も含めて私たちが学んだことです。
この教訓があるからこそ、私は今回、岸田総理の初動は遅かったのではないかと思っています。
今一度、阪神淡路大震災の経験から学ぶことを思い起こすべきです。