先日、日本銀行は政策決定会合で、政策金利の引き上げを決定しました。
物価上昇傾向を抑制するということを考えての決定だったと思いますが、私は、景気との兼ね合いで,若干早かったのではないかという気がしています。
というのも、実質賃金は26ヶ月連続でマイナス。物価高に賃上げが追いついていない現状。その上に金利引き上げとなると、消費、景気の足を引っ張ることにはならないか。すなわち、強気過ぎる判断だったのではないでしょうか。
岸田総理は、今日、秋に消費を下支えする経済対策を打つ考えを示しましたが、一方で日銀が利上げをして景気を抑制していることと、どう整合的な説明をするのでしょうか。