金融– category –
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金融庁金融国際審議官の活躍を期待します
金融庁で今般創設される国際問題を担当する次官級ポスト、金融国際審議官に、河野正道さん(現金融庁国際政策統括官)が就任することになりました。 河野さんは、私の財務省時代の先輩です。長い間金融の世界で活躍され、特にリーマンショックなどを... -
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アルゼンチンの債務不履行
2000年代初頭にアルゼンチンは債務危機に直面し、国債が返済不能、いわゆるデフォルトの状態に陥りました。国債の大きな部分は広く国際的に保有されていて、金融危機が国際的に拡散する結果となりました。その頃私は国際通貨基金(IMF)に勤めていて、アル... -
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スーパーリージョナルバンクとは?
自民党が検討している成長戦略の案が判明し、その中の一つとして、「日本版スーパー リージョナル バンク」(広域地域金融機関)の構想があるそうです。 地域経済活性化の後押しをすることが目的とされているらしいのですが、果たしてその目的は容易... -
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株式市場への政治介入
昨日の衆議院議員財務金融委員会で、麻生財務大臣が、年金資金の運用を預かっている「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が、今後国債などの安全資産に加えて株式などリスクの高い投資分野への投資を増やそうとしていることに触れて、「GPIFが6月以... -
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休眠預金
休眠預金。 私が内閣府大臣政務官時代に手がけた政策として、休眠預金の活用がありました。銀行に、忘れ去られたように眠る引き取り手の出てこない預金。数百億円規模での活用も可能なのではないかと言われています。 私たちの政権時に検討を始め、政... -
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いずこも困難な「出口戦略」
少し前から新興国市場が荒れています。新興国の通貨安。各国はインフレに苦しみ、金利を引き上げてそれに対応しようとする中で、景気後退がさらに追い打ちをかけます。 米国の中央銀行がQE3と言われる超金融緩和政策を次第に弱め、正常な状況、すなわ... -
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みずほ銀行の説明一転
みずほ銀行による反社会的勢力への融資について、解せない思いを先日ブログに書きました。 これに関する今日の展開はさらに解せないもの。当初当時の副頭取がこれを了知していながら、頭取を含む組織的対応にはならず放置されたという説明だったもの... -
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みずほ銀行と金融界常識
みずほ銀行が反社会的勢力への融資を放置していた問題は、私にはどうも解せません。 私は役人として銀行監督を担当し、また政務官としても金融庁を担当しましたが、反社会的勢力への融資が絶対にあってはならないことは、これは金融界においては「常... -
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FRB議長とドル政策
米FRBの次期議長に誰が就任するか、注目を集めています。現在のバーナンキ路線はどの程度継承されるのか、だれが議長となるかによってその見え方が異なると言われているからです。 そんな中、筆頭の候補とも目されていたサマーズ元財務長官が自ら辞退... -
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国際金融の仲間たち
旧知の米財務省高官が訪日しているので、会いにきてくれました。 米財務省の仲間たちは、私が財務省に勤めていた時、国際通貨基金(IMF)に勤めていたころからの人たちです。 もちろん、現在の国際金融情勢、米国経済、日本経済、中国を含む新興...