私の、亡くなった祖母は生前天理教を信仰していました。今日は、
さて、その奈良県。先日、妊娠中の女性が、救急車にて緊急に搬送先を探したにかもかわらず、同県や大阪府などで結局11もの病院との間で受け入れがうまくいかず、流産するという痛ましい事件が起きました。奈良県においては、昨年夏にも、妊婦の方が多くの病院をたらいまわしにされ、死亡するという、大変悲しい事件が発生しました。
日本における、産科医をはじめとした、国民生活に欠かせない医療の場での医師不足は深刻な状況です。しかし、政府がこの問題に積極的に取り組んでいるかというと、私にはとてもそうは思われません。
今年前半の通常国会。私が所属する予算委員会でも、われわれ民主党から繰り返し繰り返し、医師不足に対して抜本的な対策をとるよう、当時の柳沢厚生労働大臣に求めました。しかし、大臣から返ってきた答えは、医師数増加に向けた抜本策ではなく、「広域的な病院の連携を通じた効率化で対処したい」、その一本やりでした。しかし、今回の奈良の事件でも明らかなように、「広域的な連携」というのは、言葉としてはきれいですが、実態上は構築が進んでいるとは言えません。
その一方、今日の新聞では、全国で建設中のダムの建設費が膨張していて、当初計画の1.4倍、9兆円にも上っていることが報道されました。ダム建設の見直しは、なかなか進んでいません。
私たちの生活に本当に必要なものは何なのか、今の政府は適切な選択を行えているのでしょうか。
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