財務省時代の大先輩、榊原英資・早稲田大学教授とお話しする機会がありました。
昔からの大先輩であり、財務省時代の国際金融に携わる仕事で大いにしごかれました。役人とは思えない豪放磊落な発想、物言い、行動力に感化され、いつも刺激を受けます。
「大串、政策っていうのはわかりやすくなきゃだめなんだよ」 とにかく彼のわかりやすい語り口は定評があります。「例えば地方分権が進むと、国土交通省なんかは不要だ、というくらいはっきり言わなきゃだめだ。地方整備局の廃止どころじゃないんだよ」
なるほど、「郵政民営化!」とか一言で割り切ってしまう、小泉元総理流のワンフレーズ・ポリティクスの弊害が言われることもありますが、国民の皆さんにわかりやすいメッセージとして届けていくことの重要性は本当にその通りです。
つい私が、「国土交通省がなくなるとするとあの業務はどこで・・・・・」などと言っていると、「俺の方が政治家で、お前の方が学者みたいなことを言っているじゃないか!!」と一喝されます。
いやはや何とも、恐れ入る先輩です。
コメント
コメント一覧 (2件)
小泉元総理の政策は全てを一概に支持できるものではありませんでしたが、こと政権運営の手腕は天才的だったと言って良いと思います。同時に、私を含めてマスコミの煽りに簡単に乗る大衆の愚かさを再認識させてくれた人でした。先日某S新聞で行われた世論調査、定額給付金に反対が7割だったのに、給付されたら受け取ると答えた人が8割以上。大衆なんてこんなもんです。バカでエゴイスト。麻生総理に足りないのはこの認識です。
1、国籍法改正案については、新党日本と国民新党を支持します。国籍は参政権に直結する大事で、これだけ反対意見がある中での拙速は慎むべきです。最高裁違憲判決を急ぐ理由にしていますが、違憲判決のまま放置されている他事は多いのに、この件だけ急ぐのは疑惑大です。大串議員は国会対策委員です。どういう経緯で拙速を受け入れたのか、ご教示をお願いします。次の選挙での投票の参考にします。
2、金融機能強化法の民主党修正案(大塚議員HP12月2日)に賛成します。
ただし、
3、民主党金融チーム2次素案(大塚議員HP11月27日)の、個別国支援と円建外債促進には、反対です。理由は「もうひとつのアメリカン・ドリーム」コメント欄に「困ります」名で記しました。
榊原英資氏の話が出ましたので、上記の1と3に関する氏の率直な御意見を発信していただきたいと、お伝え願います。
勿論、大串議員や大塚議員の詳しいご意見も、お伺いしたいです。