年末のこの時期は、国会、政府ともに来年度予算案、そして税制改正案作りに、日々びっしりつまったスケジュールで検討を進めていきます。
私も昨年から民主党の税制調査会役員として、党の税制改革大綱作りに関与していますが、いい勉強をさせてもらっています。
我が党としての今回のひとつの大きなトピックは、税制議論をできるだけオープンなプロセスで行っていく仕組みを提唱したいということ。
現在は政府税制調査会、与党税制調査会などが多層的に存在していて、その内側にいわゆる与党の「税制インナー」と呼ばれるグループがあり、税制に関する議論がなかなかオープンになりません。そのような仕組みを改めていくよう提唱したいわけです。
とは言うものの、私たち民主党においても、現在税制改革大綱作りは、税制調査会役員会で主として議論を行っており(写真)、党内からは「インナー」と呼ばれたりもしています。
これは与党方式に引っ張られて、党内でも税制議論を進めてきてしまっていたことによるもの。自らを変えていく意味でも、オープンな税制の議論を目指していきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
玄人だけだと「木を見て森を見ず」になりがちですから、オープン大賛成です。有権者参加を呼びかけると、選挙対策にもなるでしょう。1素人から、次の5点を提案します。
1、宗教法人にも税を払っていただきましょう。世界経済危機、破滅的財政赤字と大借金、迫りくる大増税です。真に国民と苦難をともにする宗教家なら、喜んで払ってくださるでしょう。
2、特定財源は全て一般財源にまとめて無駄を減らしましょう。省益より国益を重視する公僕や、利権より国益を考える政治家は、皆さん賛成されるでしょう。
3、現行の社会保障制度は「負の所得税」に吸収して事務経費を削減し、毎年の確定申告によって公平性を高めましょう。また、欧州に比べて低い日本の累進税率を高めて、結果の不平等を多少とも縮小しましょう。
4、特定の圧力団体にだけ不当に税を減免することは止めましょう。不透明不公平です。止めない自治体には、交付税交付金を打ち切りましょう。
5、健康に悪いタバコやパチンコなどの賭博には、重税を課しましょう。禁止や刑事罰の対象にならないだけでも大温情です。
在日本大韓民国民団(民団)が次期衆院選で、永住外国人選挙権付与に賛同する民主、公明両党候補を支援することになった。民団は衆院選を選挙権付与の「天王山」と位置づけており、選挙戦に一定の影響を与えそうだ。
民主党の小沢代表は11日、東京都内であった民団中央本部の会合に出席して連携を確認。「我々が多数を形成すれば、日韓の残された懸案を着実に処理します。ご理解いただき大変ありがたい」と謝意を伝えた。
小沢氏は2月、韓国で就任直前の李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談し選挙権付与への積極姿勢を表明。党の諮問委員会も「付与すべきだ」とする答申を出した。民団側はこうした経緯をふまえ、鄭進団長らが9月、民主党本部に小沢氏を訪ねて支援の意向を伝えていた。
民団は在日韓国人ら約50万人で構成。民主党側は、日本国籍を取得した人を含めた有権者への呼びかけなど、「かつてない規模の支援が見込まれる」(小沢氏側近議員)と期待している。
民団の支援は賛成派候補を集中的に後押しすることで膠着(こうちゃく)状態を打破する狙いがあり、将来の「民公連携」の誘い水になる可能性もありそうだ。(松田京平)