気象庁が異例の会見。今夏の暑さを、「災害」という言葉を使って警告しました。
まさに異例だと思いますが、確かにそれほど暑さ。
私自身、これまで熱中症で点滴を受けたりしたこともあるだけに、その怖さはよく分かります。
今日の気象庁の発表は「警告」を発するという意味においては適切だったと思いますが、その危険度を踏まえ適切に国民の皆さんに行動してもらうための、理解啓発が十分進んでいるかというと、まだまだそうでもないのではないかと思います。
これは、先般の豪雨災害の時にも感じました。気象庁が特別警報を含め、警報を出しますが、それが十分国民の皆さんの行動につながるところまで行っているか?と。
警報、警告を出すという国の機能の他に、それを受けて国民の皆さんに十分理解してもらって、行動に移してもらうという次元の問題があります。
この点を、先般の豪雨災害の際に、内閣府防災担当部局とも議論しましたが、「警報を出すのは気象庁の仕事なので」と、当事者意識が薄く、明らかに省庁縦割りの弊害が存在するように感じました。
この点、政府組織の問題としてもとらえていかなければならないように思います。