8月末の豪雨で大きな被害を受けた私の地元。その経験に照らしてみると、先週の台風15号による被害については、そもそも被害状況全体の把握に相当な時間がかかっているようで、大変心配しています。
被害を、二次被害などへと拡大させないためには、迅速な対応が鍵。被害状況の把握自体が遅れるということは、それへの対応が遅れるということです。
県、各自治体の対応はどのようなものだったのか、今どのようになっているのか。
例えば、自衛隊への県による災害派遣要請についても、佐賀県の場合、8月28日未明から早朝にかけて大雨被害発生したのに対して、同日朝8時には災害派遣要請を行なっています。
一方千葉県の場合、9月9日未明から朝にかけての台風通過に対して、自衛隊への災害派遣要請は翌10日の早朝。
もちろんこのことが全てを表しているわけではありませんが、全体に対応が遅かったということはないか。そして今も遅いということはないのか。
もちろん、県を支える国の立場もそうです。佐賀県の大雨の場合には、発災当日に総理官邸で関係閣僚会議が開催され、その後の複数回開催されました。
しかし、今回の場合、やっと昨日になって関係閣僚懇談会が行われただけ。政府の対応の遅れも明らかです。
今からでも、最大限の対応を、最大限のスピードで行うべきです。