森法務大臣が、9日の参議院予算委員会で述べた発言。
東日本大震災の際、いわき市の検察官は「最初に逃げた」、さらには「身柄拘束している十数人の方を理由なく釈放して逃げた」という発言。
これらに関して、森大臣は、今日正式に、法務省で確認された事実ではなかったと認めて謝罪しました。
ちなみに安倍総理は、森大臣を厳重注意したと述べましたが、謝罪はなし。
森大臣の、9日の全く脈絡なく飛び出したこの発言は一体何だったのか。法務大臣として、事実に基づかないことを国会の場でとうとうと述べたといういい加減さ。さらには、検察官を統括する立場として、逆に検察官を誹謗中傷するようなこの発言。
おおよそ、法務大臣として、その職責を果たすような人物ではないことは明らかです。
今日の衆議院本会議は、新型インフルエンザ対策措置法改正案の審議であったので、遅れてではありましたが開催され、改正案の採決はなされました。
しかし明日以降、森大臣のこの発言に関する認識は、法務委員会等の場で厳しく問いただされなければなりません。