今日、150日間に及ぶ通常国会が閉幕しました。
新型コロナウイルス対策がまだまだ途上、その感染の拡大もまだ不穏な様相を見せている中です。したがって私たち野党側からは、いつでも国会として必要な対応を取れるよう、国会会期を12月まで大幅延長して仕事をできる態勢を維持するべきだと、提案しました。しかし、与党はこれを蹴りました。
安倍総理としては、とにかく国会で追及されることから逃げたい一心で、国会を閉じたのでしょう。
ここまでの安倍政権による新型コロナウイルス対策は、決して全てうまくいったというわけではありません。
PCR検査の遅れで、失われずにすんだ命が失われた可能性が指摘されています。補償なき休業要請で多くの事業者の皆さんが、大変な苦境を経験しています。雇用を守るための雇用調整助成金の支給は大幅に遅れており、持続化給付金も初期に申請したにもかかわらず何ら音沙汰のない事業者の方々大勢いらっしゃいます。
そして何より、いまだに感染の拡大は不気味に続いています。
そんな中で、強引に国会を閉じた安倍政権の判断は間違いです。
与野党の折衝の結果、来週から衆議院、参議院それぞれ1日ずつ関連する委員会で閉会中審査を行うことになりました。
これはこれで是としますが、十分とは到底言えません。
しかしながらその閉会中審査において、政府の新型コロナウイルス対策の問題点に鋭く切り込んで行きたいと思います。