一昨日発覚した総務省の予算各目明細書の誤記載問題。
今日、全省庁の調査の結果について、朝の予算委員会理事会で報告を受けました。結果は、昨日の総務省に加えて、法務省、文科省、国交省の3省において誤記載が見つかりました。
政府はこの3省において、4項目の誤り、と事を小さく見せようと報告しましたが、昨日の総務省の誤記載と同じように数えると、この3省で20ヶ所近くの誤りでした。
深刻な問題です。
過去30年ほどさかのぼって、各省の各目明細書の誤りがあったのかを調べましたが、6回しかありません。一度に4省もいっぺんに誤りが見つかったのはこれまではありません。6回のうち5回は1省のみ。1回だけ2省でした。
さらに深刻なことは、各省から説明を受けたわけですが、その際、当の各省から危機感があまり伝わってこなかったこと。
これだけ国会で問題視されていることを、重く考えていないのではないかという印象すら受けました。
これでは、予算委員会の審議は順調に進むとは思われません。どのような誤りが、どのような原因のもとに生じたのか、各省において構造的な問題はないのか、などについて、まずは時間を一定程度とって確認することが必要です。