衆議院予算委員会は、今日で最後の集中審議、その後締めくくり質疑を行いました。
私も集中審議で質問に立ち、岸田総理に対して、物価対策、とりわけその大きな原因となっている原油価格急騰対策の遅れについて取り上げました。
私たちの日常に不可欠なガソリンの価格、さらには灯油の価格、農業、漁業にも関係する重油、軽油の価格は、急騰しています。そしてそれが、電気料金をはじめ、食料品など幅広い品目の物価上昇につながり、国民生活を圧迫しています。
しかし岸田総理の反応は鈍く、十分な対応は全くとられていません。速やかに断固たる取り組みを、私から求めました。
さて、今日の予算委員会審議で、質疑終局、採決となったわけです。
今回の予算委員会は、国会が例年よりずいぶん早く始まったこと、審議冒頭に今年度補正予算案の審議がなかったことから、例年よりは前倒しのペースで議論は進みました。
そんな難しい環境下ではありましたが、私としては粘り強く、他の野党とも連携しながら、与党に対して充実した審議日程・時間を確保できるよう交渉してきたつもりです。
その結果、総審議時間は80時間(自民党が政権に復帰してから2番目の長さ)に至り、審議日数は19日(同じく自民党政権復帰後最長)、集中審議は5回(この5年間で最多)と、例年を上回る充実審議となりました。
しかし、まだまだ議論が足りなかった論点もあります。これらは参議院の皆さんとも連携しながら、さらに議論を深めていきたいと思います。