タクシーの乗務員不足問題を解決するために、ライドシェアを解禁すべきか否か、という政策論点が今、あります。
しかしまだ私にはピンとこないところがあります。
今、問題となっているのは「タクシーの乗務員不足」です。それを解決するために、ライドシェアがどのように機能するのか、という点がきちんと分析されていない気がするのです。
タクシー事業は国による「許可制」となっています。その許可制という点を緩和したら、タクシーの乗務員数が増える、という関係に本当にあるのでしょうか。
政府の規制について不断の見直しを行っていくことだ重要だと思います。
しかしその際には、何が原因で、どのような事情で、問題となっている現状(今の場合はタクシーの乗務員不足)が起こっているのかということへのしっかりとした分析が必要だと思います。
今のライドシェアをめぐる議論、何となく、郵政民営化の時の、「郵政民営化すれば全てがうまくいく」といった単純な議論と同じような匂いを、何となく感じるのですが…