2024年度予算案の中で、インボイス導入に伴う税収増は1700億円と、盛り込まれています。
これだけの規模の「増税」が、年間売り上げ1000万円以下の免税事業者にかかってくるわけです。
インボイスの導入が提案された際、政府は、消費税の軽減税率導入に伴い消費税率が10%と8%とふたつ存在することによる混乱をなくすためのものだと説明していました。
しかしその後、軽減税率が実際に導入されても、帳簿方式のもと、インボイスがなくとも何の混乱も起こりませんでした。
そんな中で、年間売り上げ1000万円以下という中小零細事業者にのみ、1700億円もの増税を行うことに、どのような合理性があるのでしょうか。
血も涙もない政府、と言わざるを得ません。