令和6年度予算案が決定されました。
予備費を前年比で4兆円削減してもなお112兆円を超える、過去2番目の大きな規模の予算案となりました。
今予算案で私が注目するのは「国債費」です。借金を返済するための予算です。27兆円台。前年度より1.7兆円もの増加です。
想定する金利を1.1%から1.9%へ引き上げた影響もあります。しかし、この金利要因を除いても、近年国債費は毎年増加し続けてきました。令和3年度予算では4000億円増、令和4年度予算では6000億円増、令和5年度予算では9000億円増。そして今回、1.7兆円増です。
国債費が増加すれば、それを賄うために当然さらに借金が増えることになります。
まさに今は、借金を返済すために借金をする状況になっていると言わざるを得ません。
この現状を直視して、将来世代のために政治は動かねばならない。直視すべきです。