今日は午前中、佐賀地方裁判所で開催された、諫早湾干拓問題をめぐる本訴と、新しい仮処分申請に関する、意見陳述の傍聴行動に参加。今回から私も原告団(現在502名)に参加させていただいて、原告団の一員として傍聴しました。
熊本県荒尾市、長崎県島原市、佐賀県太良町の漁民の皆さんの、有明海の深刻な状況を語る痛切な訴えに耳を傾けました。
その後午後1時から、佐賀市民会館で開催された、「日韓弁護士・漁民・市民シンポジウム~よみがえれ!日韓の宝の海~」に参加(写真)。諫早湾干拓潮受け堤防締め切り以後の、有明海の問題発生のメカニズムに関する説明を聞き、大変勉強になりました。
諫早湾干拓に起因した有明海問題。最近の動きを振り返ると、昨年8月に佐賀地裁が干拓事業工事続行禁止の仮処分を出したにもかかわらず、この決定は、今年に入って福岡高裁によって取り消され、また最高裁も高裁判断を維持しました。また今年8月の公害等調整委員会の裁定においても、漁民の皆さんの申請は棄却されました。
このように、漁民の皆さんに厳しい現実が展開していく中ではありますが、とにかく、干拓事業と有明海の不漁の間の因果関係はどう見ても明らかです。百歩譲ったとしても、因果関係があるのかないのか、堤防の開門を行ってその調査を行うことの必要性は否定できません。
このような認識を踏まえて、私も原告団の一人として、今後も漁民の皆さんと一緒に、宝の海有明海を取り戻すべく、頑張っていきたいと思います。
その後杵島郡において、挨拶回りを行ったあと、夕刻は、鹿島市で開催された、連合佐賀鹿島・藤津地域協議会の定期総会に参加させていただいて、ご挨拶。
夜は、江北町で国政報告会。
いつもはここで一日の終わりとなるのですが、今日はその後、芦刈町でのよさこいグループの練習に顔を出して激励したあと、三日月町と江北町で、集まりが行われていたところに、短時間ではありましたが参加させていただいてご挨拶。両方とも、直前に電話がかかってきて、「これからおいで」と誘っていただいて参加させていただいたものです。どちらも町の実力者の方々の集い。このような会に声をかけていただけるようになってきているのも、大変ありがたいこと。いつでも、どこでも行きます!
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