今日の予算委員会は、一日中「雇用問題等に関する集中審議」。雇用問題や格差問題などについての議論が深まりました。
予算委員会の審議も1月末に始まってから、1ヶ月弱が過ぎ、ヤマ場にさしかかり始めたかな、というところです。毎日の政治状況が敏感に反映される予算委員会。その特徴は「その日暮らし」と言われているところです。意味するところは、その時々の政治状況に応じて、少しずつ日程が決まっていくので、まさに明日の日程を今日の夕刻に決める、というスタイルで進んでいくと言うこと。
当然我々委員に対して、降りてくる指示も、「明日かあさって質問に立ってもらうかもしれないから準備しておいてくださいね」という唐突かつ大ざっぱなもの。しかも場合によっては直前に、「○○の案件について質問してください」と内容まで特定されることもありますから、その場合には、短時間で準備をして質問に臨まなくてはなりません。したがって日ごろからいろいろな分野の政策について、自分なりの問題意識をもって勉強していることが非常に大事。
さて、今日の予算委員会は夕刻に終了。ところが「特別会計改革法案」を議論する財務金融委員会で、日程の設定をめぐって与野党が対立しており、月曜日の国会の全体日程がまだ決まっていないとのこと。そういう中で、「月曜日の見通しはまだ立っていないけど、大串さん、質問に立ってもらう可能性がありますから、どのような状況になってもできるように準備しておいてくださいね」、と極めて荒っぽい指示あり。
これが予算委員会らしいところ。潔く対応せざるを得ません。写真は、お昼時にバタバタしながらいった党政策調査会の会合。昨年末にまとめた民主党としての「政権政策」を受けて、その財政上の影響を議論しているわけです。このような仕事の中で、国会向けにもいろいろな問題意識、視点が生まれてくるわけです。
来週月曜日の国会情勢は出たところ勝負の感あり。したがって、その際の質問内容も、日ごろから溜め込んだ論点を、その場の状況に応じて臨機応変に出していくことになりそうです。まるで曲芸みたいですね。
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