一昨日、民主党の山本孝史参議院議員が逝去されました。胸腺がんでした。
二年前にがんが見つかったあと、一年半前の医療制度改革法案の審議の際に、がんであることを公表し、がん対策基本法の成立に文字通り、体を張って取り組まれました。
財政金融や、厚生労働分野において長く取り組んでこられました。昨年の冬、民主党政権政策委員会において、私たちの「政権政策」のとりまとめを行うために何度も開いた全議員総会で、年金政策に関する論議において、これまで長くたずさわってきた経験に基づき、理論的でかつ熱のこもった議論を展開されていたのが思い出されます。
一年半前の医療制度改革法案審議においては、医療の質の改善はなおざりにしながら国民負担の追加のみを求める与党の医療制度改革法案に対して、私たちは反対しながら、医療の質を少しでもあげていきたいと「がん対策基本法案」の必要性を掲げて議論を展開しました。その先頭に立ったのが山本議員でした。
負担をあげるのではなくて質をあげる。それが今の医療に対して求められているものだと思います。山本議員の遺志をを引継ぎ頑張っていかなければなりません。
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