内閣改造が年明けにも行われるのではないかという報道が相次いでいます。福田総理もそれをにおわせる発言をしています。私がよく思うのは、日本の内閣は、あまりに短いインターバルで改造が行われすぎているのではないかということです。
福田内閣の閣僚も、スタート時に安倍内閣のメンバーを引き継いでいたものだからという理由があるのかもしれませんが、年明けに改造ということなると、3ヶ月少々の任期だったということになります。
なぜこんなに短い期間でコロコロ閣僚が変わるのか。ひとつには派閥均衡の人事が行われる中で、入閣予備軍の要望を満足させなければならないという、各派閥の宿命があるのかもしれません。
「官僚主導の政治」とも揶揄される日本の官僚の影響力を考えると、しっかりとした実力で官僚を統制していける大臣が是非とも必要です。しかし、これだけコロコロ閣僚が変わると、そのような実力を発揮することはほとんど不可能。官僚にしてみると、「この大臣もいつまでかな」と思うがゆえに、大臣への忠誠心はいきおい下がります。
大臣、閣僚の職責は大変重いものがあります。なぜ今内閣改造を行う必要があるのか、これによって国民生活がよくなるのか、総理には国民に対する明確な説明責任が求められると思います。
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