予算委員会が続いています。その中で、道路特定財源問題以外にも、国政の重要課題がとりあげられます。
今日、我が党の細野議員が、若林農林水産大臣に対して農業政策について質問しました。政府の方針であって、昨夏の参議院選挙で、農家のみなさんから厳しい指摘を受けた「品目横断的経営安定策」について、これを見直すのか否かについて、ストレートな答弁が求められました。
これに対して、若林大臣からは「結論から言えば、品目横断的経営安定策は変えません」ときっぱり。名前を変えたり、微調整したりはするけれど、個人4ヘクタール、集落営農20ヘクタール以上でなければ補助金は与えないとする、制度の骨格は変えないということが明らかに述べられました。
政府は、今年1111億円に及ぶ予算措置をして、小規模農家にも配慮したと言いますが、この予算はほとんどが一回限りの補正予算。しかも、今日の若林大臣の答弁でも明らかなように、現在の農政の形を変えるものではありません。
私は、あれだけ厳しい参院選の結果が出たあと、自民党は農政を根本を変えてくるのではないかと、若干の期待を込めて思っていました。が、現実には制度は変えないという結論。
あの参院選での、農家のみなさんの悲痛な叫びにも似た訴えを、与党は一体どう受け止めたのでしょうか。
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