鳩山法相が、先週、当局内の会議において、先の鹿児島県議選にからむ買収無罪事件に触れながら、「冤罪と呼ぶべきではない」と発言したことを受けて、これは衆議院予算委員会でもとりあげられる問題となり、結局鳩山法相は、これに対して陳謝しました。
その舌の根もかわかないうちに、また鳩山法相は、「天に向かって恥じることはない」と述べ、法務省や検察が使っている意味での「冤罪」ではない、という気持ちで述べたのだと、地元会合で述べたと報じられています。
しかし、この法相の言葉の軽さはどうでしょうか。
問題は、「冤罪」という言葉を誰がどう定義しているかということではありません。鹿児島県議選買収事件にからんで、あるべきではない形での捜査が行われ、それによって無実の罪をきせらた方々がいらっしゃったという事実が問題であり、これを法務省のトップに立つ法相は十分反省しなければならないということです。
であるにもかかわらず、一度は陳謝しながらも、ふたたび言葉の定義に逃げ込み、「天に向かって恥じることはない」と述べる。自分の持つ権力、権限の大きさに思いをいたせば、このような軽率な発言は絶対にできないはずです。
この緊張感のなさ。驚くべきことです。
コメント
コメント一覧 (6件)
891 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2008/02/13(水) 17:46:18 ID:NxYDEA1w
>>874
えん‐ざい【冤罪】
罪がないのに罰せられること。無実の罪。ぬれぎぬ。「―を晴らす」
from 大辞泉
法律的には罰せられる前なんだがね。
それとも何か、日本は推定無罪の原則を曲げたのか?(マスゴミは曲げているがw)
あるいは、逮捕は裁判が終わってから汁!とでも言いたいのか?
たしかに正しくない捜査であり、起こるべきではない事件ではあるが、そのため言葉を
曲げて良い訳じゃない。
第23号 昭和30年6月18日
第022回国会 法務委員会 第23号
昭和三十年六月十八日(土曜日)
午前十時五十九分開議
出席委員
委員長 世耕 弘一君
理事 三田村武夫君 理事 馬場 元治君
理事 福井 盛太君 理事 田中幾三郎君
今松 治郎君 椎名 隆君
高木 松吉君 長井 源君
林 博君 横川 重次君
猪俣 浩三君 神近 市子君
細田 綱吉君 吉田 賢一君
志賀 義雄君
出席政府委員
法務政務次官 小泉 純也君
法務事務官
(矯正局長) 中尾 文策君
法務事務官
(入国管理局
長) 内田 藤雄君
委員外の出席者
専 門 員 村 教三君
専 門 員 小木 貞一君
―――――――――――――
本日の会議に付した案件
出入国管理令の一部を改正する法律案(内閣提
出第一〇六号)
人権擁護に関する件
外国人地方参政権に憂慮して小城市で街頭宣伝を計画中です。
先の投稿は、朝鮮人の不正入国を明かす国会審議です。
大串議員さま、これでも朝鮮人に参政権を付与しますか?
鳩山法相の発言は大臣の発言としては不適切で軽率極まりないものであるが、大串議員も党員である民主党の小沢一郎代表の最近の迷走ぶり(昨年の大連立プッツン騒動、今年のテロ特別措置法衆院再議決放棄騒動、等)も大変軽率な行動で党代表どころか国会議員としての職責を全うしてない。民主党は自民党の大臣が失言した場合「辞任だ」、「問責だ」と声高らからに批判するが、なぜ自分の党の代表に対しては厳しく追求しないのか。
鳩山由紀夫幹事長は「謝罪すべき」と言ったが結局、小沢代表は謝罪せずなぁなぁなままで終わってしまった。自民党の大臣の失言ももちろんあってはならないものだが、民主党でも党代表が同じような(若しくはそれ以上)の国会議員たり得ない行動をとっていることを肝に銘じてほしい。同じ党でも馴れ合いにならず悪いものは悪いと厳しく追及していく姿であってほしいと思う。