今週末の地元での活動で、皆さんといろいろお話していると、後期高齢者医療制度が始まって、明らかに困惑し、不満を抱かれている声が大きいことが伝わってきます。
2年前に国会で与党多数のもと強行採決され、この4月からスタートする制度であることは前から決まっていたにもかかわらず、影響を受ける高齢者の皆さんへの説明は明らかに不足しており、後手に回っています。
こんなこともありました。先週地元の知り合いから電話があって、「後期高齢者医療制度について尋ねられたので、わかりやすい資料はないだろうか。」
さっそく厚生労働省に確認したところ、出てきたのはほんの数枚のペーパーの説明資料のみ。それを読んでも、後期高齢者医療制度がどのような方々にどのような影響を及ぼすものなのか、全くわかりません。
この数枚のペーパーではよくわからないので、もう少し詳しい資料はないのですかと尋ねると、次に詳しいのは100ページを超える資料だとか。おそらく行政内部での説明資料でしょう。国民向けではありません。
通常このような大きな制度変更を導入するときには、国民の皆さんへの説明資料として、絵や図表を入れてわかりやすくした解説用冊子を作って広く配布し、周知徹底に努めます。そのような資料もないのだろうかとさらに厚生労働省に尋ねると、「調べてみます」との返事しかかえってきません。
う~ん、このようなやりとりからしても、確かに国民の皆さんに積極的に説明しようという感じは伝わってきません。
高齢者の皆さんの医療負担は、病院での窓口負担も含めれば、今後10月、来年4月と段々に上がっていきます。もちろんこの点もご存知の方々はほとんどいらっしゃいませんでした。
「由らしむべし、知らしむべからず」・・・これが行政の常だと言われてきましたが、それにしても今の状況はあんまりにひどい・・・・・
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道路特定財源を道路整備以外に使用した財源(天下り先確保の為の予算配分・随意契約によるムダ使い・宿舎建設費用・旅行代金・タクシ使用料・飲食費等)については、政府与党に、「犯罪収益移転防止法」を適用しましょう。
犯罪組織によるマネー・ロンダリング(資金洗浄)防止を目的とする「犯罪による収益の移転防止に関する法律」が平成20年3月に施行されました。
(資金洗浄)=違法な起源の収益の源泉を隠すこと。
(違法な起源の収益)=道路整備以外に使用した源泉