衆議院農林水産委員会で若林農林水産大臣と、農業予算の使い方、農道整備の問題点、コメの生産調整のなどについて議論をしました。
農業予算の使い方として私が取り上げたのは、天下りの問題。
農林水産省から入手した資料によると、近年農林水産省があっせんした幹部職員の天下りの中で、同じ時期に複数の天下り先に対して、農水省が天下りあっせんをしているケースがあることを指摘。
もちろん、ひとつの天下り先が常勤で、その他は非常勤ということ(当然!)ではありますが、突っ込んで質すと、常勤の先からはもちろん、非常勤の先からも給与をもらっていたということが明らかになりました。
これだけ天下りの問題、そしてそれと結びついた形での談合、水増し発注など、税金のムダづかいが明らかになっている中で、まだこのように、複数の先に天下り(しかも役所のあっせんで)しているケースがあることに、驚きを禁じ得ません。
「こんなことは問題ではないですか、もうやめるべきではないですか」と大臣に迫っても、大臣から「やめます」というスパっとした返事は返ってきません。
これだけ一般市民の生活が厳しくなっている中で、なぜ役人だけが、しかも複数の天下りができるなどということが続くのか。なんとも巷の感覚からずれていると言わざるを得ないこの対応。まだまだ国会で追及していくことは多いなと思いました。


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