通常であれば税制調査会の活動は、与野党ともに、秋口頃から開始し、年末の大綱取りまとめに向けて議論を行います。
しかし、今年は違います。道路特定財源の一般財源化を秋に決めると福田総理が言い、またそれを「税制抜本改革」とともに行うとしていることから、与党においては、例年の検討スケジュールを前倒してスタートする方向です。
これを受けて、我が党でも例年より早く税調の議論をスタートさせました。(写真)
細かい論点はあとで詰めていくことにして、当面は、今年末に大きな論点となると思われる、道路特定財源関連税制、その先にある地球環境対策税、年金・医療と密接にからむ税制(特に消費税についての考え方)など、大きな論点について議論を始めていかなければなりません。
これらの論点は大変幅の広いものであって、税制の世界にとどまらず、例えば道路政策、環境政策、年金制度、医療制度、そして国の財政再建に向けた政策など、多くの論点と強く関連しています。
したがって、党内の各部門会議とも密接に連携しながら議論を進めていくことになります。
今年の秋に向けては税制の議論が政局の鍵となる可能性があります。今日の会にはマスコミも多くかけつけ、緊張感を漂わせます。
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