あまり党内では目立たない、地味な活動ではありますが、岡田副代表らと東アジアの非核化に向けた勉強会を行なっています。(写真)
今日も、東アジアの非核化に向けて国際的な法的枠組みを作っていくことができないか検討を進めました。
岡田副代表から、さらに一歩突っ込んだ問題意識が示されます。「今の核兵器不拡散条約(NPT)体制は、ほとんど機能しなくなってきているじゃないですか、それをどうしたらいいんだろう」
もともと核保有5カ国(米、英、仏、露、中)の核保有は認めながら、他国における核兵器の不拡散を目的とするNPT体制に対して、その後公然とインド、パキスタンは核兵器を保有していることを明らかにしました。しかも国際社会はその事実を追認してしまっています。イスラエルのように、公然と認めてはいなくても核兵器の保有はほぼ既成事実だろうと言われている国もあります。
このことをとらえての岡田副代表の発言なのですが、確かにもともとの核保有5カ国以外の核兵器保有は認めないという機能を果たしていたNPT体制は、その意味において、機能しなくなっています。しかし奇妙なことに、世界の中で、この事実を正面からとらえ、ではどのような体制を今後は構築していくのかという議論があまりないのもまた事実。
国際社会には往々にしていろんなフィクションがあります。岡田副代表が指摘した現実も、考えてみればその通り、奇妙な事実であり、フィクションがフィクションであったことを如実に示しています。重い重い課題です。
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