昨日ブログに書いた、農業に関する討論会が今日行われました。私自身としてもしっかり準備をして、私たちが考える農業政策のあり方について述べさせたつもりです。有権者の皆さんに訴えることができたでしょうか。評価は皆さんにお任せしたいと思います。
さて、経済対策について。一昨日政府・与党は経済対策を発表しました。財政支出は1.8兆円であるところに、事業規模は11兆円強となっていることに対して不思議な思いをおぼえた方々は多いと思います。
これは言葉の問題。財政支出というのは、その経済対策を行うために、予算の額がいくら必要かという問題。いわゆる「真水」の規模です。
これに対して事業規模というのは、その予算を使って、どれだけの事業ができるかということ。例えば、今回の場合は、数千億円の中小企業対策予算を用意して、これを元手に中小企業対策融資のための保証事業を行うことにしています。予算額は数千億円ですが、それを元手に(保証をつけた上で)貸し出しができる額が9兆円です。これが事業規模を大きくかさ上げしているわけです。
加えて言えば、この中小企業への保証拡充対策は、毎年の補正予算で行われていることです。実はそんなに目新しいことではありません。
今回の経済対策が本当に景気浮揚効果があるのかと言われる所以はこのようなところにあります。
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