2008年度、日本の貿易収支が28年振りにマイナス、すなわち赤字となりました。大変衝撃的なことです。
日本は、言わずと知れた財政赤字大国。その日本が、対外収支の面でも赤字となることは、経済政策面での自由度が極端に狭まることを意味します。
「米国もそうではないか」 と言われるかもしれませんが、米国と日本の決定的違いは、米国はドルという世界の基軸通貨を持っていること。日本は違います。
もちろん、この貿易収支赤字が構造的にそうなったと判断することは早計です。おそらく今般の米国発の経済危機の影響の中で、米国をはじめとする外需がぐっと落ち込んだことが要因ではないかと思いますが、では今後また確実に日本は貿易黒字国として、外需を期待しながら続いていくことができるかというと、懸念がないわけではありません。
日本がこれだけ巨額の財政赤字でも持ちこたえられてきたのは、貿易収支が大幅な黒字であり続けてきたからという面は否めません。
日本の将来の経済、財政のあり方を基本から見直していかなければならない、そんな課題がより大きなものとして眼前に迫ってきます。


コメント
コメント一覧 (3件)
その1
議員の書き込みに関係の無いコメントで申し訳ありません。
4月5日「NHKスペシャル/シリーズJAPANデビュー」(第一回「アジアの“一等国”」放送を見られた方も多いかと思います。普段、テレビをあまり見ないのですが、台湾の事を放映していたので遅い食事を取りながら、見てみました。その放送内容に食事の味を感じないくらいに怒りを覚え、食事の途中で、電源を切りました。台湾の日本語族が日本の統治時代を悲惨な時代と感じているとする放送内容でしたが、正に偏向報道、捏造番組、NHKは事実を歪曲して報道しています。細かい内容については、チャンネル櫻にて、解説していますので、参考の為貼り付けて起きます。
その2
URLが貼り付けられないのでyoutubeで検索してください。
1/8【台湾取材レポート】台湾取材の経緯などについて[桜 H21/4/21]
1/5【台湾取材レポート】井上和彦・台湾取材で感じたこと[桜 H21/4/22]
怒りが収まらないので、NHKコールセンターへクレームの電話入れ、BPOへメール、総務省へもメールしました。不良品に対して、対価を払う必要は無いと思いますので、今後、頑固として受信料は払いません。
昨年度の貿易収支が赤字だったことは、新聞を読んでいればみんな知ってる事実です。それを踏まえて大串議員がこのエントリーで何を言いたいのかがわかりません。貿易依存の体制を改め、内需に応じて日本の経済規模を縮小しろということでしょうか。
「まもなく日本は財政破綻してハイパーインフレがやって来る!」とか言われ始めてから、軽く10年以上経ちますが、まだ破綻しません。現状の巨額の財政赤字がこのままで良いとは決して思いませんが、簡単には日本国は破綻しないでしょう。何故なら日本の借金は主に国内からのものだからです。対してアメリカの借金は他国からのものです。どちらがヤバいか言うまでもありません。
日本国債が売れなくなって金利が急上昇するようなら問題ですが、今はまだ大丈夫。今のうちに親日的な新興国に人とカネを投資し、米中以外の市場を育てるべきです。国土も人口も大きくない日本の生きる道は、売り物がハードウェアだろうとソフトウェアだろうと、結局は貿易しかありません。その為に必要なのは、優れた売り物と「ルールを共有できるパートナー」、取引先です。
最近中共が、先進国の電子技術を国ぐるみで盗もうとしていますが、これは明らかにルール違反です。この国はこれからも、市場規模と軍事力を背景にこうした無法を次々に言って来るでしょう。「ルールを共有できるパートナー」ではあり得ません。
東南アジア、インド、アフリカ等に市場を育てなければ、我が国はいつまでも米中2大ジャイアンの言いなりです。その意味で、麻生総理の「自由と繁栄の弧」は上策です。民主党もこのあたりは肝に銘じて、国益に叶う政策立案に励んでいただきたいものです。今後また国会をサボって、中共詣でに精出すようなら、そんな政党は到底信用できません。