農水省の幹部の来訪を受けました。内容は、今後の農水省としての政策課題への取り組みの説明でした。
私たちは、戸別所得補償制度を導入することをマニフェストに書いて選挙を戦い、その結果政権交代が起こりました。これを受けて、農水省としても来年度の戸別所得補償制度のモデル事業実施、その翌年度の本格実施に向けて作業を進めていきたいとの説明でした。
選挙前に、農水省の事務方トップがあれだけ明確にかつ公然と戸別所得補償制度を含む私たちの農業政策を批判したわけですから、釈然としない思いはありますが、今農水省の側から戸別所得補償制度導入に向けて取り組んでいくという考えが示されたことは一歩前進です。
霞ヶ関の官僚機構には、是非政権交代が国民の声が起こったことで、政策に対する心構えが、今までとは根本的に変わったんだということを十分理解して欲しいと思います。
英語でよく、このような状況を「ゲームのルール(Rule of game)が変わった」と言います。ゲームのルールが変わったのだから、今までとは全く違う行動、動き方をしなければゲームに負けてしまいます、そのようなことを示す言葉です。
まさに政権交代でRule of gameが変わったわけです。霞ヶ関には新しいRuleのもとで、国民が納得し、評価する仕事に邁進してもらいたい。そのことを、私たち政治の側も、政権交代冒頭から極めて明確に霞ヶ関に発信し、理解させる取り組みが重要です。

