八ツ場ダム、川辺川ダムなどの見直しが課題となる中で、佐賀県においては、城原川ダム建設の見直しが課題となっています。
先にもこのブログに書きましたが、民主党佐賀県連としてはかねてより、「ダムに寄らない治水」という考え方を打ち出しており、これを今後どう実行していくかが課題となっています。
前原国土交通大臣が、八ツ場ダム、川辺川ダムなどの現地を訪問し、現状を踏まえて検討する考え方を示しています。佐賀県連としても、今日、城原川ダム問題について、その慎重派、推進派双方の皆さんのご意見を聞かせていただきたいと、会合と開催しました。
私たちとしての考えは、「ダムに寄らない治水」という考え方です。しかし、これまで水没予定地域の皆さんは、40年間の長きにわたって、ダム建設の可否にほんろうされ、地域の振興はもとより、我が家の改築改修も先送りを余儀なくされるなど、大変なご苦労を負われてきました。
「私たちの40年を返してくれ」「私たちの40年の苦しみをあんたは本当にわかるのか」 そのようなご意見を、今日の推進派の方々との会合においても強く受け、大変厳しい会議でした。
自民党政権のもとで、ダムを建設する、しない、で続いてきたこの40年の大変なご苦労は、一口で私たちが「分かります」と言えるようなものでないことは十分承知しています。
「ダムに寄らない治水」という考え方を基本としつつ、これまでの困難な年月をどのように取り返していくのか。政治に重い課題がつきつけられています。