今日の閣議で「予算編成の基本方針」をまとめることができました。
これをもってして、前政権下での概算要求基準は廃止すること、マニフェストに沿った予算要求を新たに提出すること、そしてそれを実現するために徹底的な予算のムダづかい、優先順位の見直しを行うことなどが示されました。
今日の閣議における「予算編成の基本方針」をまとめるにあたって、鳩山総理から、各省大臣に対して、予算編成が終わるその瞬間まで、所管の予算案のムダづかいや優先順位について、徹底的に見直し続けることが指示されました。
民主党政権下で、予算編成のあり方も変わるのかと言われますが、私はこの点が、自民党政権下とは決定的に異なる予算編成のあり方を創り出してくれるものと期待しています。
各大臣は、予算要求の内容を10月15日までに見直して提出しなおすように指示されています。これまでの自民党政権下であったなら、いったん予算要求を行ったあとは、各省大臣は「要求大臣」として、一切その後の予算の見直しは相成らぬ、という態度で予算獲得のために活動します。
しかし、今回のように時間の限られる中で、徹底的な予算見直しを行うには、予算編成が終わる最後の瞬間まで、「要求大臣」としてではなく、「査定大臣」として、自分の省の予算を見直し続け、それを競い合うということが不可欠です。
総理の指示はまさにこの点を目指したもの。各省大臣にとっては、予算は「要求する」ものというよりも、「見直すもの」という位置づけて取り組んでいくことになります。
この仕組みが成果を生んでくれることを強く期待します。