行政刷新会議・事業仕分けが今日からスタートしました。私も、議員側仕分け人の一人として参加。ワーキンググループ1~3のすべての案件に全体的に対応せよという役目です。
すべてのワーキンググループが同時並行的に事業仕分けを行いますので、すべての取り上げられる案件に出席するわけにはいきません。予算として波及、影響の大きいものを中心に、時間の許す限り出席します。
今日は「医療」。診療報酬制度などを中心に「大物」を議論。
このような、いわゆる「制度もの」と位置づけられるものは、その他の「事業もの」とは違って、事業仕分けにはなじまないのではないかという声があります。
事業仕分けは、あくまでも「事業」仕分けであって、予算をつかって行う事業の必要性、有効性などをチェックするものだ、「制度」の上で予算がつかわれていくものは、事業仕分けにはなじまない、という考えです。
しかし私はそうは思いません。
今日の事業仕分けに傍聴に来られていた方々はよく分かられたと思いますが、事業仕分けの中で発される問いは、「この事業の目的は何か、その目的を達成するのにこの予算のつかわれ方は効果を発揮しているのか、もっと少ない予算でできないのか」といったものです。
これらの問いは、予算の査定をするときには、極めて基本的な問いであって、これは事業予算であれ、制度予算であれ同じこと。私も財務省で役人として勤務したときに予算編成を担当しましたが、その経験からもしてもそうです。
結果として、今日の、診療報酬制度についての事業仕分けも、議論自体としては、十分意義のあるものだっと思います。
「制度予算」のヤマは、まだ続きます。
(写真は、事業仕分けとは関係ありませんが、今日の衆議院財務金融委員会で、大臣政務官着任あいさつを行ったときのものです)

