今日、議員の控え室で衆議院予算委員会の開会を待っていたときのこと。テレビから、ニュースが流れてきます。「党内で小沢幹事長に距離のあるとされている枝野衆議院議員が、今日、行政刷新担当大臣に就任しました・・・・・・」
これを聞いていた、ある先輩議員の言葉。「『小沢氏と距離がある』とかいう頭出しがいつもつくのが何か異和感あるよね」・・・・・この先輩議員は、小沢氏とは「距離の近い」人です。しかも極めて。
今のような政治状況の中では、小沢氏との距離が近い、遠いというのが、外から政治の世界を読み解くのにわかりやすい(と感じる)物差しだということなのかもしれませんが、議員の間での実態は、この先輩議員の言葉が表わしているような感じなのだと思います。
枝野氏の行政刷新担当大臣就任を、「党内力学の変化か」としていた報道もありましたが、そのような類のものではないのだろうと私は思っています。それより、枝野氏の行政刷新担当大臣としての力量を、大いに期待したいと思います。